| 12月6日(日) | 「僕」 | 愛しさと切なさと心弱さと |
| 12月7日(月) | 「私」 | TPO |
| 12月8日(火) | 「俺」 | 泊まり |
| 12月9日(水) | 「僕」 | 落書き |
| 12月10日(木) | 「私」 | 満員御礼 |
| 12月11日(金) | 「俺」 | 接触 |
| 12月12日(土) | 「僕」 | サスペンスサスペンス |
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12月6日(日)「僕」
愛しさと切なさと心弱さと
自分が強い人間(物理的にじゃないぞ)だと思ってる人、僕もそう思ってたよ。でも、それは強いんじゃな い。体験してないからわかってないだけ。「俺は死ぬのも全然恐くない」っていう人、いっぱいいる。僕もそう思ってたよ。でも、それはほんとに恐 くないんじゃない。体験してないからわかってないだけ。
ほんとは人間なんてノミの心臓に毛が生えた程度(わかりづらいか…)。悩んだり、苦しんだり、辛い思い をして、そしてそれを乗り越えて生きてる。それを経験してないのは、ある意味幸せで、ある意味不幸。
「♪人は悲しみが多いほど、人にはやさしくできるのだから♪(『贈る言葉』なんですかぁ)」
つらいこと・悲しいことを何にも経験しなくて、自分の弱さも知らずに、人の弱さもわからずに生きていく。 経験しないのは幸せ。でも人の気持ちがわからないのは不幸。
「♪悲しみを、また優しさに変えながら生きてく♪(『花』Mr. Children)」
悲しみを優しさに変えるなんて、簡単じゃない。でも、それができなきゃ、不幸しか残らない。僕は…不幸 にはなりたくない。
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12月7日(月)「私」
TPO
今日書くことはごく当たり前のことで、なんの主義主張もありません。TPOという言葉があります。時(Time)、場所(Place)、場合(Occasion)という意味で、「TPOを考えて行 動しなさい」という風に使う言葉です。
「カレー食ってる時にうんこの話すんなよ!」これはまさしくTPOをわきまえていない事に対する憤慨の表 れです(余談ですが、「うんこ食ってる時にカレーの話すんなよ!」という場合は、食ってる本人はまさに 職人的な作業をしている訳ですから、そんな時に「カレー」などという超凡人的な話をされるのを嫌がるの は当然と言え、よってこの場合もTPOをわきまえていない事に対する憤慨といえるでしょう)。
私は「常識」という言葉が大嫌いで、この言葉の使用を極力避けているのですが、TPOをわきまえることは、 それが「他人に迷惑をかけない」という意味で使われる場合においては、それは常識という言葉に置き換え ても構わないと思います。
東京にお住まいの方なら遭遇したことがあるかもしれませんが、4〜5年前、渋谷のセンター街(若者を中 心に、非常に繁雑な通り)で阪急の帽子をかぶり、一人でピッチング練習をしている中年男性がいました。
なぜキャッチャーがいないのか、という問題はさて置き、彼はかなりの本格派で、普段はワインド・アップ ・モーション(振りかぶる事)から投球し、ランナーがいるらしい時は、ランナーを気にしながらセッ ト・ポジションで投げていました。
場所が違います。場所どころかTPOがパーフェクトに違います(正確には、Tは違ってないかもしれませんが) 。というより、率直にいうと彼の脳の作りが最も違います。しかし彼がもしどこかの河原でそれをやっていたら、通り掛かりの人は「なぜキャッチャーなし?」とか「投げ たボール自分で取りに行くのがつらいなら、やめりゃいいのに」とは思っても、「非常識だ!」とは思わな いと思います。
しかし渋谷でそれをすると、TPOをわきまえていない、ということになります。皆さん、TPOは充分わきまえ て行動しましょう。
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12月8日(火)「俺」
泊まり
今、風邪を引いてる。だけど今日は外泊するから日記書く時間ない。悪気があってやってる訳なんだけどね。 明日は今日書こうと思ってたことについて書こうと思ってるんだけど、「僕」だとなぁ…。なんか締まんな いんだよなぁ、文章が。とにかく今日は休み。ごめんなさい!![]()
12月9日(水)「僕」
落書き
昨日書こうと思ったことはまた今度書くことにした。大学の机というものは公衆便所並みに落書きが多い。一番多いのが時事ネタで、今年の6月頃にはワールド カップネタが多かったし、今は競馬予想が書いてあるのをよく見かける。
今日座った席には、6月に書いたのであろう、ワールドカップネタがズラッと敷き詰められていた。その中 に、好カード予想が書いてあった。
イングランドvsルーマニア
ドイツvsユーゴスラビア
スペインvsナイジェリア
オランダvsメキシコ
と、ここまでは普通だった。しかし最後に
結城先生vs俺
何者だ、コイツ?結城先生と戦いたいのか?そしてスタジオにお返ししたいのか?そんな奴、友達になりた いぞ。
そいつが書いたかどうかはわからないけど、「宇宙の神秘」という題で詩らしきものも書いてあった。
宇宙 それは謎に満ちた空間
それは つまるところ 愛
飢えた子供たちは救いの手を求め
愛情に満ちた子供たちは暖かい部屋で親のぬくもりを感じ
サマンサ ユニセフ サマンサ ユニセフ
宇宙 それは神秘の集う場所お前が神秘だ。「サマンサ ユニセフ」って…。不覚にも声を出して笑ってしまった。たぶん途中から誰か が書き直したのだろうけど、それにしてもものすごい詩だ。この大学を誇りに思った瞬間だった。
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12月10日(木)「私」
満員御礼
私は虎ノ門(東京都港区)でアルバイトをしているのですが、なにぶんにも会社なため、朝9時に出社しなけ ればなりません。昔は平気で遅刻していたのですが、先日課長にきつく叱られてからはあまり遅刻をしなく なりました。重役出勤をしていた頃は電車の中で本を読んでいたのですが、満員電車ではそれすらできません。しかたな く人間観察をしていると、色々な発見がありました。
私の前に立っていた女性が私を睨みました。あなたのリングネームは存じませんが、私はあなたに触れよう と思えるほど心臓に毛は生えておりません。どうかそのA級戦犯のような目で睨むのはやめてください。
私の真向かいの男性は登山でした。何もかもが登山でした。ニット帽をかぶり、髭と髪をぼうぼうに生やし、 大きなリュックサックを背負っていました。そんな方がなぜ満員電車で都心に向かっているのでしょう。た だでさえ暑い上に、彼を見ているだけで体感温度が倍化しました。これからヒマラヤですか?
私が最も不思議に感じたのは、浮浪者でした。もう、存在自体がサリンでした。真昼の山手線ならいざ知ら ず、なぜ人生途中下車した方が満員電車に?押されてブツブツ文句を言っているあなたを見て、私は体中に ブツブツができた気分を味わいました。こんなところで存在証明しないで下さい。
私は明日も満員電車に揺られます。それは苦しみであり、楽しみでもあります。
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12月11日(金)「俺」
接触
今日は大学生版タッチが金曜ロードショーで見られる。そう思って彼女と早めに別れて家路を急いでいると、 飲み屋の前で喧嘩している輩が。大学生(場所的にたぶん東京農大)と見られる二人が言い争っている。仲間内での喧嘩らしい。しかし俺に とってはタッチの方がよっぽど重要だったから、そのまま通りすぎようとした。すると、いきり立っている 方の輩が怒鳴った。
「科学(化学かも)はなあ、そんなんじゃねんだよ!」
どんな喧嘩だ。俺の自転車をこぐ足が止まった。よっぽど彼の好きな科学(化学)を馬鹿にされたのか、い きり君はそのまま相手に突っかかろうとしている。ウ〜ン、続きを見たい。こんなすごい理由の喧嘩、恐ら く人生でもう一度見れるかどうかだ。しかしタッチが俺を待っている。タッチだって今日見なかったら恐ら く二度と見ないだろう。
やっぱ帰ろ。俺は泣く泣く科学的喧嘩に別れを告げ、また帰路についた。家に着いたのが、20:57。ぎりぎり セーフだった。
で、肝心のタッチであるが、何も言うことはない。見なかった人のために一言。
達也、メジャーに挑戦!!
この陳腐極まりない終わり方で全てを理解していただけると思う。は〜、科学的喧嘩を選択すべきだった。
P.S.達也は帝京大(アニメの中では帝東大)に進学したらしい。
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12月12日(土)「僕」
サスペンスサスペンス
今日はナイトウォッチ(夜警)を見た。彼女はX-Fileを見たがってたけど、タイトルが「X-File the movie」 ということで却下。これはしょうがないと思う。だって安易過ぎだもん、このタイトル。で、ナイトウォッチなんだけど、主演のユアン・マクレガーが好きだから見た。「トレイン・スポッティン グ」や「普通じゃない」で主演してた人。なんか情けない表情が好き。
てっきりホラーだと思って見たんだけど、実際はサスペンスだった。僕の場合、サスペンス映画の良し悪し は犯人がわかる時間で決まる。
犯人が最後の10分でわかる映画は面白い映画。それまでハラハラドキドキできるから。でも犯人が30分前に わかる映画はつまらない。だってその後のパターンが決まってるから。犯人が主人公を追い詰める→主人公 大ピンチに陥る→でも結局主人公もしくはその友人もしくは刑事が犯人を捕まえるor殺す。
もしそういうサスペンス映画に主人公死す、という悲劇的なのが半分ぐらいあれば、今回はどうなんだろう、 とハラハラドキドキしながら見れるけど、どの映画も主人公は常にラス牌の北より安全。もしくはジャイア ント馬場ぐらい負けない。おいおい、その年だと無理ないか、って思っても必ずあの寝たきりのじじいの発 作か、と思わせるような痙攣した十六文キックで敵を必殺する。
ナイトウォッチもそんな映画だった。犯人が解ってからの30分間、僕は「馬場負けろ!馬場負けろ!」と心 で念じていたが、そんな祈りも水泡に帰した。なんと柱に手錠で嵌められた主人公の友人が自ら親指を切断 して手錠を外し、犯人を射殺したのだった。友人、頑張りすぎ!
日曜・月曜は日記をお休みします。理由は内緒。
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